親と同じ事してる・再び
昨日、親がやってるように私も息子を怒ってる事に気付き愕然としたんですが。
また一つ、親にされた事を息子にもしそうになったことに気づきました。
それは息子の交友関係です。
息子の幼稚園の友達はほとんど女の子。
男の子とも遊ばないと、男らしさが身につかないのでは・・。と気をもんでいました。
夫に冗談で「この子女子に人気あるんだよね。でも男の子とも遊んで欲しいよね。。」ってよく話してた。
息子には「男の子とも遊びなさい」とは言ってないのでまだセーフかな・・。
これがもし小学校高学年以上だったら、本人に言ってたかもしれません。それはマズい。
私が小学生の頃から、母に言われていたこと↓
- 自分より小さい子と遊んじゃダメ。大きい子と遊びなさい。
- (不良っぽくておませな)Aちゃんと遊んじゃダメ。(しっかり者の)Bちゃんなら良い。
- 男子とも話しなさい。視野が広がるよ。(これは高校生になってから言われた)
1は、自分の成長につながるような子とだけ遊んで欲しい。小さい子と遊んでも成長できない・・と思ってるんでしょうね。(今思えば、小さい子と遊ぶのだって、自分より弱い子に目線を合わせことで思いやりが育つ。成長につながるんですけどね)
2は、悪い影響を受けそうな友達を排除したかったんだと思います。
3は、まあそのまま。でもね。がんばったけど相手にしてもらえなかったんじゃー!!そう言うなら美人に産んでくれよ!!!(恥ずかしくて親には黙ってたけど)
本来、友達って「単にその子と居たい」から友達なわけで。
成長やら何やらは、あくまで結果なんですよね。
母の教えは「自分の役に立たない友達とは付き合うな」と言われてるようなものです。
あー、間違いだったんだな。
親には親の事情もあったり、娘には「こうなって欲しい」という期待もあったんでしょう。
私は長女なので、親の期待がすごく大きかったです。
時代背景や地域の特性もあったでしょうね。
同じ小学校に子供を通わせている親は、お互いに監視し合い、マウンティングしあう(ご主人のスペックや子供の成績等で)ような環境でした。(母子家庭は当然バカにされる。小中学校の担任にも差別された)
母は、学生時代の成績が優秀だったそうなので、「自分は優秀なんだから、自分の娘が優秀じゃないのは認めない」「優秀な自分が、親同士のマウンティングに負けるなんて許されない」そんな思い込みがあったんだと思います。
当時マウンティングという言葉はなかったのですが、そのような事を違う表現で言ってました。
常々「◯◯には負けるなよ」と言われていました。◯◯は、母が見下してる人の娘。比較対象はしょっちゅう変わる。
だから不良っぽくて、年齢に見合わないレベルでませてたAちゃんと仲が良いなんて、他の親に知られたくなかったのかもしれません。
「自分が優秀だから」と言う理由以外に、母子家庭の意地もあったんでしょうね。
母子家庭と言うだけで、スペック関係なくバカにされた。だから周りから何も言わせないように・・と思ってたんでしょう(でもこれは私のためでなく、母が自分のためにした事だと思ってる)。
私も今まさに、息子が理想の息子になるように監視・コントロールしようとしていた。
「男はたくましくなければ」「男は男同士でつるんでいるもの」など。
親の事情がどうあれ、あれは間違い。
許すも許さないもないですけどね。
そんなわけで、息子の交友関係は黙って見守ります。